1月26日の介護給付費分科会にて、平成30年4月からの介護報酬単価が確定しました。
気になる主要サービスの個別の単価について確認していきましょう。
この記事の目次
訪問介護
見てのとおりですが、身体介護は微増。生活援助は微減となっています。
高い専門性の発揮が求められる身体介護。今後はリハビリテーション専門職との連携も視野に展開していくことが重要になりそうです。
生活援助については担い手の拡大や生活援助の回数制限など、今後に向けて非常に不安材料の多い改定となります。
訪問看護
訪問看護に関しては理学療法士等によるリハビリを減らしています。
リハスタッフと看護師との連携が取れていないという指摘が算定要件として組み込まれましたが、
それだけではなく、基本的な報酬単価も減っていますね。
リハ中心に行っている訪問看護ステーションには大きな打撃になりそうです。
看護師の訪問についても、介護の場合はごくごく微増。ただ要支援の方に対してはかなり減らされています。
これも中重度への重点シフトの意図が見えます。
通所介護
もうサービスコードが多すぎて整理できない・・・。
とにかく大規模型は大きく下がっていますね。
時間区分が2時間単位から1時間単位に変更になったことで大幅な心配されていましたが、
あまり下がらなかったですね。というか、地域密着型は単価を維持していますね。
ほとんどないように思いますが、6時間以上や8時間以上でやっていた事業所は報酬アップになります。
前回叩きすぎた反省があるのかもしれません。
それ以外に気になることは、時間の長い通所リハビリは報酬をだいぶ削っています。
あと、居宅介護支援のターミナルケア加算が新設されましたが、400単位。
これでは末期がんをうけたがる居宅は増えていかないでしょうね。
あまりまだチェックできていないのですが、
また詳細は今後もお伝えしていきたいと思います。
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