介福士の受験手数料、約2000円値上げへ 今年度から
政府は、介護福祉士国家試験の受験手数料を約2000円値上げする政令を閣議決定した。値上げは今年度の介護福祉士国家試験から実施される予定だ。また、社会福祉士国家試験の受験手数料は現行制度から倍程度まで跳ね上がる。
政府は受験者の資格取得の機会を増やすため、今年度から介護福祉士と社会福祉士、精神保健福祉士については、試験日を異なる日に設定することを決めている。ただし、この工夫によって試験会場や試験監督のための費用などがより多く必要になるなどの理由から、それぞれの資格の受験料の値上げに踏み切った。
介護福祉士では1万3140円の受験料が今年度の試験からは1万5300円となる。
■社会福祉士の手数料は倍増
また、社会福祉士については、過剰と指摘されていた社会福祉振興・試験センターの積立金を解消するため、受験手数料は低めに設定されてきた。この積立金は昨年度の試験で解消されたこともあり、同試験の受験手数料は7540円から1万5440円と、倍以上の値上げとなる。また、精神保健福祉士は1万6400円が1万7610円になる。
社会福祉士と精神保健福祉士を同時受験する場合は、2万20円だった手数料が2万8140円まで引き上げられる。
今回の値上げについて、
介護福祉士国家試験と社会福祉士と精神保健福祉士の試験日程を異なる日に設定することで費用がかかるからと。
ただ、いま、介護の人材はますます減っており、人材難が深刻化しております。
介護福祉士の養成校では入学定員の46%しか埋まっておらず、
介護福祉士国家試験の受験者数については、前回の受験者数は7万6323人と、前年の15万2573人から急減しています。
この現状に、果たして危機感はあるのか。
介護福祉士と社会福祉士を両方同じ年に受験したいというニーズは確かにあると思いますが、
まずは介護の人材のすそ野を広げていく方が優先される状況ではないでしょうか。
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