社会福祉振興・試験センターは3月28日、第28回介護福祉士国家試験の結果を発表した。受験者は15万2573人、合格者は8万8300人で、合格率は57・9%だった。いずれも前回よりやや下がった。
経済連携協定(EPA)に基づいて来日した外国人の受験者は161人、合格者は82人。合格率は50・9%で、初めて50%台になった。
インドネシア人受験者については合格率が58・5%だったのに対し、フィリピン人受験者の合格率は43・0%だった。
介護福祉士国家試験で合格率が6割を割り込むのは5年ぶりとのことです。
以前は40%台で推移していた介護福祉士国家試験ですが、
ここ数年は60%台前半が続いていました。
介護職員の人材不足から合格率をやや高めに設定していた可能性はありますが、
今回は57.9%という結果。
外国人受験者の合格率が初めて5割を超えたのは、
試験時間の延長措置やふりがなを振るなど、
合格率をあげるための措置が実を結んだ形ではあります。
ただ、外国人介護福祉士・看護師の離職率・帰国率は高く、
合格率を上げ、合格をさせ、就職させるということがゴールではなく、
介護労働をどうサポートしていくかということにもっと目を向けていかなければいけませんね。
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