「介護はペーパーワークが多い」 塩崎厚労相、書類半減を目指す方針
塩崎恭久厚生労働相は5日、介護の現場を支えている職員の負担を軽減するための施策の一環として、日々の業務で課せられる書類の半減を目指す方針を示した。介護保険のルールの見直しに加えて、最新のハード・ソフトの導入による効率化を後押しして実現につなげる考え。煩雑な事務を省いて労働環境を改善し、サービスの充実や「介護離職ゼロ」に結びつける狙いだ。
塩崎厚労相はこの日、ロボットを含めた新しい介護機器を積極的に取り入れている都内の特養を視察。施設の職員などからレクチャーを受けつつ、実際にそれぞれの性能を体験してまわった。視察後には取材に応じ、「『介護離職ゼロ』のためにはサービスを提供する側の改革も不可欠。新たな技術をうまく使っていかなければならないと改めて感じた。我々もしっかりバックアップしていきたい」と語った。
そのうえで、「現場からはペーパーワークが多くて大変だとも言われてきた」と事務負担にも言及。「たくさん作らなければならない介護の書類を、できれば半分くらいまで減らしていけないか検討している。それは職員と利用者の双方にとって良い。最新の仕組みに触れた今日の視察ではヒントが得られた」などと述べた。
ペーパーワークに忙殺されてしまう、というか、
ひとつひとつやることそれぞれに記録や書類を残さなければいけないという事務負担が山のようにあり、
志のある介護事業者が追い詰められていってしまうという悪循環があります。
介護事業所側としては「もう少し介護事業者を信用してほしい」というのが正直な意見なのではないかと思います。
記録の内容も、いちいちそれがどうしてプランの内容に合致していたのか、どのような効果を生みどのように評価をしたなど、
確かに必要ではあるけれど、それを突き詰めていったらきりがないというのが正直なところで、
デイサービスで外出活動をするというひとつにとっても、それぞれに計画の内容の精査から始めなければいけない。
もう少し介護事業者に裁量を持たせてもいいのかなと思います。
情報公表制度などについては、内容についてはともかく書類があれば優秀な事業所とみなされてしまう理不尽なシステムを採用しています。
しかもそれをチャートや事業所間比較で示されてしまうというもので、
書類=介護の質と思わせてしまう、その書類至上主義をまずは改善すべきではないでしょうか。
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