川崎の有料老人ホーム、入所者3人相次ぎ転落死
川崎市の高齢者施設で、去年の年末に入所者3人が相次いで転落死していたことがわかりました。警察が事件と事故の両面から捜査しています。
去年11月、川崎市幸区にある有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、入所者の87歳の男性が4階から転落し、死亡しました。
警察などによりますと、その後、12月に86歳の女性と96歳の女性が相次いでベランダなどから転落して死亡したということです。
「今回も(警察に)来ていただいて、見ていただいてお帰りになられて。事故として認識を当時はしていて」(Sアミーユ 中坪良太郎本部長)
死亡した3人は、いずれも未明の時間帯に転落していて、当時、3人の当直担当者がいました。施設側の説明では、3回とも当直だった担当者が1人いるということです。
ベランダ側の窓は入所者が自由に開けられる状態で、死亡した3人の中には、認知症の人もいたということです。
警察は施設の担当者から事情を聴くなど、事件と事故の両面から捜査しています。
もしこれが事件性のあるものでなかったとしたら真冬に起きたミステリーですね。
ベランダの柵は1.2メートルの高さ。
通常であれば高齢者が乗り越えることのできる高さではありません。
認知症の高齢者って時々、予想もつかないパワーで信じられないことをやってのけることがありますが、
それにしても二カ月足らずで3人も続けてというのはあり得ないでしょう。
今回の舞台となった施設「アミーユS川崎幸町」は、アミーユのSですので、介護付有料老人ホームに該当しますので、
ある程度セキュリティの面でもベランダに自由に出入りはできないようになっているのではないかと思いますので、
真冬に何らかの人為的なものがあったと考えるのが普通でしょう。
現時点では解雇されている元職員のことがニュースなどで取り上げられていますが、
どうやら亡くなられた方々はこの職員にお金を貸していたという報道もあるようです。
すでに職員は別の問題で懲戒解雇になっていますが、
社会に与えたインパクトの大きさを考えれば、施設側が果たすべき責任は大きいと考えられます。
最近のコメント