介護用ロボットスーツ、離職者減狙い100台貸与 神奈川県
県は12日、介護用ロボットの普及を進めようと、介護施設30カ所に、「ロボットスーツHAL」計100台の貸与を始めた。介護者が腰に装着することで、介助作業が楽になる。腰を痛め離職する介護職員を減らす狙いがある。
HALは、ロボットベンチャー「サイバーダイン」(茨城県つくば市)が開発した。今回導入されたのは、「介護支援用(腰タイプ)」で、介護者が人を抱き上げたり、おむつ替えをしたりする際に、腰への負担が軽くなる。30施設のレンタル費用分など、県が今年度当初予算案で1億1900万円を計上した。県は、30施設で実際に使ってもらい、使い勝手を検証、同社の製品改善に生かす。
この日は、黒岩祐治知事らが出席し、特別養護老人ホーム「芙蓉苑(ふようえん)」(横浜市港南区)で導入発表イベントがあった。重さ約3キロのHALをつけ、入居者を車いすからベッドに移す実演をした介護士の山中愛美さん(29)は「初めて使いましたが、腰が楽だった。HALをつけていても、そんな重たい感じはしない」。黒岩知事は「超高齢社会に対応するため、今回のHAL導入を第1弾に、介護ロボット普及を進めたい」と話した。
神奈川県で100体のロボットスーツHALが導入されます。
介助者側の負担を軽減することで離職防止につなげたいとのことでした。
30施設で導入されるのですが、ロボットスーツを導入することで離職防止につながる結果が出るかどうかというと、
難しいのではないでしょうか。
今回導入された施設の一覧を見ていると、特養と有料老人ホームに導入されています。
今後は、リハビリ支援用のHALを老健に試験導入するなども必要ですよね。
どうでもいいことですが、
こちらの記事では体験した職員の名前が中山愛美さんになっている。
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