外国人の介護実習生、日本語条件は「小学校低学年程度」
厚生労働省は26日、外国人が日本で働きながら技術を学ぶ技能実習制度で受け入れる介護人材について、その条件とする日本語の能力を、入国時点で「基本的な日本語が理解できる」レベルにする方針を決めた。小学校低学年程度にあたる能力という。
主な日本語の能力試験は読む力と聞く力を試し、5段階で認定している。厚労省の有識者検討会はこれまで、小学校高学年程度とされる第3段階の「日常的な場面で使われる日本語をある程度理解できる」レベルを軸に検討してきた。
ただ、介護業界の委員から、実習後に帰国する外国人にあらかじめ求める能力としては高すぎるとの意見が出ていた。さらに実習1年目は指示された作業をその通りやることが中心と想定されることもふまえて再検討。26日の議論とりまとめの検討会で、入国時点では1段階レベルが低い小学校低学年程度の試験に合格すれば受け入れを認めることにした。
厚生労働省は外国人介護労働者の受け入れを拡大するために、語学の理解レベルを一つ下げて受け入れを行うこととしました。
今回の介護報酬の大幅な削減とセットに考えていいでしょうね。
待遇を改善するというのはあくまで表向きで、
介護労働者をどんどん外国人労働者にシフトしていくということです。
介護の現場に求められるコミュニケーション能力は、小学校低学年程度の能力があれば足りるのでしょうか。
それこそ、求められる役割は介護ロボットと同じように単純労働が中心になり、
日本人介護労働者の負担が増えるだけでなく、
当の外国人労働者の働き甲斐、モチベーションの維持にも大きな問題があるのではないでしょうか。
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