社会福祉士の上級民間資格を創設- 関連団体、来年度から認定
日本社会福祉士会など関連団体は、実践能力の高い社会福祉士の上級民間資格「認定社会福祉士」を創設した。社会福祉士の能力を担保し、キャリアアップを支援することなどが狙い。日本社会福祉士会など7団体でつくる「認定社会福祉士認証・認定機構」(橋本正明・運営委員長)が、来年度から認定を開始する。
機構が認定する資格は、認定社会福祉士と、その上の「認定上級社会福祉士」の2つ。
認定社会福祉士は、相談援助業務を手掛けるリーダー的な人材を主な対象とする資格で、高齢、障害、医療といった分野ごとに認定する。取得要件は、▽社会福祉士資格を保有する▽5年以上の実務経験がある▽ソーシャルワーカーに関する職能団体の正会員である▽機構が認める研修を受講している―など。
一方、認定上級社会福祉士は、職場だけでなく、地域や関係機関とも協働している人を対象としたさらに上級の資格。取得要件として、▽認定社会福祉士資格を保有する▽認定社会福祉士資格取得後5年以上の実務経験がある▽基準を満たした論文発表や学会発表の経験がある▽機構が認める研修を受講している―などを満たした上で、試験に合格する必要がある。
質を担保するため、両資格は5年ごとの更新制を採用する。
社会福祉士の上級資格ができるということで、
社会福祉士<認定社会福祉士<認定上級社会福祉士
となるようです。
民間資格ですけど。
上級資格を作ることが介護福祉分野では流行なんですかね。
それに高いお金を払っても肩書が必要な人も多いのかもしれません。
それが本当に専門職としての質の向上に役立っているのかは疑問です。
そもそも社会福祉士って国家資格ではありますが、名称独占の資格です。
一方、介護福祉士はもともと名称独占ではありましたが、
業務独占資格へという方向性が明確に打ち出されています。
社会福祉士という資格のあり方自体も問われているのかもしれません。
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