政府、介護報酬を引き上げへ…来年度改定で
政府は19日、介護サービスを行う事業者に支払う介護報酬を、2012年度の改定で引き上げる方向で調整に入った。
引き上げ幅は2%以下とする方向だ。介護報酬の引き上げは、2000年に介護保険制度ができて初のプラス改定となった09年度に続き、3年に1度の見直しで2回連続となる。
介護現場は賃金の低さから人材不足が続いている。介護報酬の額は介護サービスに携わる労働者の賃金水準に直結しやすい。政府は介護報酬を引き上げることで介護士や看護師などを安定的に確保し、現場に定着させることを目指す。
一方、政府は介護報酬引き上げに合わせ、介護職員1人あたり平均で月約1万5000円を支給する「処遇改善交付金制度」は廃止する方針だ。
今回の介護報酬改定については、プラスになるのかマイナスになるのかさえも不透明。
景気の悪化による賃金や物価の動向であったり、
介護事業経営実態調査の結果、黒字化しているサービスが多かったこと、
さらに震災復興を優先すべきということで、
プラス改定は必要ないとする意見もあります。
かたや、
介護職員の給与水準は改善しなかったことから交付金制度をやめて介護報酬を上乗せするという方針も打ち出されるなど、
プラス改定に傾くのではという期待も。
プラスといっても、地域区分の見直しもされるので、地域によってはマイナスもあるだろうし、
全国的にみたプラスマイナスというのは、この際、あんまり意味がないのかな。。。
結局、交付金では給与の改善には至らなかったことがはっきりと証明されましたが、
介護報酬も、プラスになったりマイナスになったりでコロコロ転がされていては、
安定した収入が見込めず、結局、給与の改善には至らない気がします・・・。
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