介護報酬を不正受給 県が藤枝の福祉法人を行政処分
看護職員の勤務実績を改ざんし、介護報酬計約900万円を不正に受け取ったとして、県は19日、藤枝市の社会福祉法人「県民厚生会」が運営する5事業所の報酬請求額を半年~3カ月間、半額にすると発表した。介護保険法に基づく行政処分で、今月15日付。
5事業所は、いずれも藤枝市八幡の同一敷地内にある。「特別養護老人ホームきらら藤枝」、「きらら藤枝ショートステイ」名の短期入所生活介護事業所と介護予防短期入所生活介護事業所は9月1日から3カ月間、「きらら藤枝デイサービスセンター」名の通所介護事業所と介護予防通所介護事業所は同日から半年間、それぞれ報酬を半額しか請求できない。
県介護指導課によると、県民厚生会は2007年8月~09年11月、特養で夜間に対応可能な看護職員がいないのに、いるように装って介護報酬を不正請求するなどしていたという。昨年10月の県の監査で、不正が発覚した。伊藤昇平理事長は、県の調べに「県の指示に従う」と話しているという。県は、保険者である藤枝市や島田市など7市1町に対し、返還請求するよう求めている。
特別養護老人ホームきらら藤枝は2006年10月、ショートステイの短期入居施設とともに県の指定を受け、07年にデイサービスセンターを開設。定員は特養70人、ショートステイ20人。デイサービスセンターの利用定員は30人。
看護師の勤務実績の改ざんによる職員配置義務違反ですが、
不正の額も900万円と当然大きいのですが、
特養で三か月間介護報酬が半減されるというのは
非常に大きな打撃になりますよね。
コンプライアンスを守るということがいかに大切なことか、理解していれば、
きっとこのような事態にはならなかったでしょうし、
大切なたくさんの職員の生活を預かる法人として、これはまずいですよね。
でもなぜ、直接関係ないと思われるデイサービスが半年間半額なのでしょう。
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