介護福祉士国家試験受験資格見直しの延期。600時間の足枷。

介護福祉士養成ルート

介護福祉士試験:600時間受講、3年延期 人手不足受け

 介護福祉士国家試験の実務経験者の受験資格を巡り厚生労働省は29日、07年法改正で導入した600時間の養成課程の義務付けを3年間延期する方針を決めた。12年度からの実施予定を15年度とする。介護現場の人手不足や、資格取得を目指す介護職員を抱える事業者らの対応が間に合わないことなどが背景にあり、延期には法改正が必要となる。
 現行では介護福祉士は3年以上の介護職員の実務があれば受験できる。介護サービスのニーズの多様化を受け、国は07年の社会福祉士・介護福祉士法改正で、有資格者の人材向上のため、13年1月実施の試験から実務経験に加え、国指定の専門学校などで6カ月(授業時間など600時間)以上受講することを義務付けた。

延期・・・って、
最初っから無理な話だったということにまだ気がついていないのでしょうか。
人手不足だから、というそのそもそもの原因のひとつはこの受験資格の問題で、
介護職としてヘルパー二級の資格を取って働いていても、
いずれ介護福祉士にならなければいけない、そのためには600時間の講習を受けなければいけない。
そう考えたら学生以外は介護の仕事なんて誰も目指さなくなりますよね。
人手不足を理由に延期していますが、
3年すれば人手不足が解消するとでも思っているのであれば、
そんな考え、あまりに現実離れしすぎていて、本当に悲しくなりますね。

追記

学生も介護の仕事を目指さなくなりました。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。