福祉施設の85歳入所者に暴行、介護福祉士逮捕
大阪市内の高齢者介護施設の入所女性(85)に暴行し、けがをさせたとして、東淀川署は25日、同市東淀川区西淡路、介護福祉士犬伏勇作容疑者(23)を傷害容疑で逮捕したと発表した。
「女性の部屋を巡回したら、『出て行け』とどなられ、腹が立ってやった」と認めているという。
発表では、犬伏容疑者は昨年10月20日午前1時頃、同市淀川区加島の「ニチイのほほえみ大阪加島」で、女性の胸を殴ったり、両腕をつかんだりし、左腕などに約1か月の重傷を負わせた疑い。施設は2階建てで女性がけがをした時間帯は、職員2人が夜勤をし、女性の個室がある2階は犬伏容疑者1人が担当していたという。犬伏容疑者は昨年12月末、自主退職した。
同施設を運営する「ニチイ学館」(東京)の飯田祥一・広報課長は「厳粛に受け止め、再発防止に努めたい」と話した。
ニチイのほほえみということは、グループホームですよね。
「出て行け」とどなられることくらいで、
勤務中に、しかも二人体制で職員がいるという状況で暴行するというのは、
きっとメンタル的に何か原因があったと考えるべきところなのでしょうか。
これまでもグループホーム内での暴力・虐待というのは問題になり、
殺人にまで発展するケースもあったわけですが、
それと今回との大きな違いは、同じ夜勤でありながら職員が2人体制であったことではないでしょうか。
それでもこういった事件がおきるということは、夜勤一人体制という問題を解決したとしても
ひょっとしたら根本的な問題解決にはならないのかもしれません。
まだ23歳、若さもあったのかもしれませんが、
それが社会に与える影響の大きさというのがどれほど大きなものか。
業界最大手のニチイ学館で、介護のスペシャリストである国家資格の介護福祉士。
社会の介護に対する信頼というものを大きく揺るがす事件ともいえますね。
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