新制度で61人が合格 ぐんま認定介護福祉士 現場の指導的役割期待
高齢者介護の現場に携わる人材を再評価する目的で、県が独自に新設した認定制度「ぐんま認定介護福祉士」の二〇〇九年度の認定試験に、県内の高齢者施設に勤務する六十一人が合格した。十八日に前橋市の県昭和庁舎で認定証が授与された。県によると、都道府県単位で介護従事者の技能評価を行う制度は全国で初めて。
ぐんま認定介護福祉士は、人材不足に苦しむ高齢者介護の現場を支援するため、優秀な技能を持つ介護福祉士を評価し、現場で指導的役割を果たしてもらうことが目標。昨年創設された。
認定試験を受験するための研修講座は、昨年十月から今年二月まで実施された。講座は「介護福祉士の資格取得後に実務経験が五年以上」「現在の職場に三年以上勤務」などの条件を満たした六十九人が受講。このうち六十一人が今月五日に実施された認定試験を受験し、全員合格した。
県介護高齢課は「一〇年度は、研修講座のクラスを複数設置するなどして、より多くの受講生を募集したい」としている。
都道府県レベルで、こういった介護職の質を評価する認定システムというのは初めてのことで、
非常に面白いですね。
群馬の介護は質が高い、なんて言われるようになるのかもしれませんし、
モチベーションも上がるでしょうからね。
ただ、受験した61人全員が合格する認定試験では、
そのスキルや能力という面での評価には疑問符が残りますよね。
ケアマネージャーに主任ケアマネがあるのと同じように、
介護福祉士も認定介護福祉士とかそういったキャリアアップのための認定資格を作るという計画になっていますし、
早く介護職としての評価を高めるシステムが定着してくるといいですね。
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