札幌の介護施設で火災、7人死亡 未明「ストーブから出火」
13日午前2時半ごろ、札幌市北区の認知症の高齢者向けグループホーム「みらい とんでん」から出火、木造2階建て約250平方メートルをほぼ全焼し、入居者の60~90歳代とみられる男女7人が死亡した。北海道警は実況見分し、安全管理が不十分だった可能性もあるとして、業務上過失致死の疑いもあるとみて捜査を始めた。
札幌市によると、ストーブがあった1階居間が火元とみられる。
女性職員(24)と女性入居者(83)も病院に搬送された。女性職員はのどにやけどを負ったが、命に別条はない。女性入居者にけがはなかった。出火時に「とんでん」にいたのは入居者8人と女性職員1人。ほかに女性1人が入居しているが、この日は外泊していて無事だった。
市消防局によると、「とんでん」は消防法で義務付けられた消防計画や消防用設備の点検報告を提出しておらず、消防局が行政指導していた。
1階のストーブに洗濯物が引火したのではという見方が強くなっています。
消防計画の不備や消防用設備点検などが行われなかったことから、
日頃の防災の意識というのが欠如していたことがうかがえます。
ただ、
長崎で起こったグループホーム火災の悪夢を繰り返しているようで、
スプリンクラーの設置義務についての議論がまた再燃しそうですが、
こういった被害を繰り返すことがなく、職員が安心して働ける環境を作るためには、
それも必要なのかもしれないですね。
※追記:有罪判決で確定
第一審で無罪の判決が出ましたが、第二審で有罪判決。
これを不服とした施設の管理責任者の上告を最高裁判所が棄却したことで、有罪が確定しました。
禁錮2年、執行猶予4年の判決で結審しました。
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