全般的に業績改善、2ケタ増収企業も-介護上場の4-9月期決算
介護サービス上場企業の今年4-9月期決算がこのほど出そろった。2ケタ増収も珍しくないほか、前年同期の赤字から持ち直した企業もあり、ほぼ全般的に業績の改善が見られた。有料老人ホームを柱とする企業では、自治体の総量規制緩和などをにらみながら、積極的な施設展開を計画している。
施設を中心に展開する企業も、在宅を中心に展開する企業も、
大手は軒並み業績を伸ばしている様子がうかがえます。
そこで、注目したいのが、コムスン事業を継承した大手企業の動向ですが、
ニチイ学館やジャパンケア、セントケアなど、コムスンの事業を引き継いだ各社は、
事業所の統廃合や赤字の抱え込みなどで、業績を一事大きく悪化させていたものの、
この介護報酬改定でスケールメリットを生かして一気に巻き返したような印象があります。
大手企業がこうしてシェアを拡大していく一方、
いまだに大多数を占める小規模の事業者がどのような生き残り戦略を立て、
地域にアプローチをしていくのかが注目ですね。
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