いわきの介護施設火災:タオル油分の自然発火 乾燥機使用、酸化熱で
いわき市泉町滝尻の高齢者介護施設「ROSE倶楽部粒来(つぶらい)」で昨年12月、老人2人が死亡、3人が重軽傷を負った火災で、いわき市消防本部は17日、マッサージ用オイルが染み込んだタオルを乾燥機で乾かして保管した結果、熱をもって自然発火したのが原因と正式発表した。同様に発生した火災は全国であり、原因として有力視されていた。消防大学校(東京都調布市)に依頼した分析により断定した。
同本部によると、同施設のオイルは60度以上に置くと、油分から発生する「酸化熱」で発火することが確認された。同施設はタオルを70度で乾燥させ、十分冷えないままに十数枚畳んでリネン室に置いたため、発火したとみられる。
火災は昨年12月26日午後10時過ぎ、リネン室から出火。鉄骨2階建て延べ397平方メートルのうち1階約93平方メートルを焼いた。死亡した2人の死因は一酸化炭素中毒だった。
施設は年2回の消防訓練と、夜間の宿直を1人から2人に増やすなどの消防計画を策定し、16日に事業を一部再開した。
事件からおよそ1年近くして、ようやく原因が究明できたということです。
以前からあった予測どおり、タオルに含まれたマッサージ用のアロマオイルの油分が、乾燥機で発火したということです。
慌てて乾燥機からタオルを取り出している施設やグループホームなども多いのではないでしょうか。
取り扱いに注意するのはもちろんですが、
アロママッサージを中止するなど、過敏に反応しすぎることもどうかなと思いますが。。。
最近のコメント