介護事業指定取り消し:「陽の日」と「ほっとかん」、来月1日に正式取り消し /大分
県は12日、訪問介護事業所を運営する「陽(はる)の日」(大分市羽屋、大束誠社長)と通所介護事業所を運営する「ほっとかん」(同市西大道2、田村チエ子社長)に対し、介護保険指定事業者の指定取り消しを通知した。いずれも経営する有料老人ホームの事業所での、それぞれ不正請求と人員・設備違反が主因。来月1日に正式取り消しとなる。
陽の日では、07年11月~今年4月、サービス提供記録が、ヘルパーの勤務記録の倍に達するケースも。「ヘルパーが自主的に無料ボランティアした」と説明しているというが、県は「計画に基づかないサービスは訪問介護とは認められない」とし、31万円を不正受領と認定した。
また、3人分のケアプランの偽装や昨年12月の利用者2人に対するサービスを14日分水増しし、17万円を不正受領するなどした。
一方、「ほっとかん」は、由布市挾間町赤野のホームに事業所を併設する形を取るが、県への事業者指定申請の際、「相談室」「静養室」としていた場所にも高齢者を入居させていたことが判明。生活相談員の不在も長期化し、昨年12月の改善勧告、今年5月の改善命令にも従わなかった。さらに3月には利用者1人分の介護報酬3万1000円を架空請求した。
記事の内容から判断するしかないのですが、
かなり悪質な架空請求であったり、改善命令の無視であったり、
こういった行為が日常茶飯事のように行われていた可能性すら感じます。
それにしても、ヘルパーが自主的に無料ボランティアした、という言い逃れはいかがなものか。
ボランティアでしたのであれば、それを請求するのもまったくの筋違い。
ここまで架空請求などを重ねていて、言い逃れようとするのかが不思議なくらいです。
しかも、ヘルパーが勝手にしたことと、責任転嫁をするなど、事業者としてのモラルを感じることができません。
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