介護士、入所者に暴行 仙台・太白ソアーズ
仙台市太白区の介護老人保健施設ソアーズ(小林誠一理事長)で、男性介護士(31)が要介護3の入所者女性(85)を殴り、全治10日間のけがを負わせていたことが7日、分かった。仙台市介護保険課も事実関係を把握しており、介護保険法に基づき、近く施設を指導する。
ソアーズなどによると、男性介護士は6月16日午後、女性をトイレに連れていった際、女性を素手であごを数発殴ったという。介護士は施設の聞き取りに対し、「女性にたたかれ、かっとなってやってしまった」と話している。
ソアーズは当初、市に対し、ほかの入所者の介助作業中に女性に介護士の手がぶつかった事故として報告していたが、7月上旬に暴行を認め、同月4日付で、男性介護士を懲戒解雇した。
入所女性の家族は「施設は当初、虐待の事実を認めなかった。施設がつぶれてしまうので公にしてほしくないと言われ、憤りを感じた」と話している。
佐藤賢広事務課長は「職員の当初の言い分を信じて事故として報告した。適切な対応ができなかった。再発防止を徹底し、信頼回復に努めたい」と話した。
ソアーズは1993年4月に設立。入所者は95人。太白区の施設ではショートステイやデイケアも手掛けている。
暴行があったことはもちろんしかるべき処分や指導を受けるべきことではありますが、
施設側のとった対応は責任逃れのため、それを事故として処理することでした。
そして、家族に対しても、それを公にしないように根回ししようとするなど、
介護保険事業者としてあるべき姿とはかけ離れたものでした。
医療法人誠英会 介護老人保健施設ソアーズ
こういった問題を、男性介護士が起こすケースが増えているように思います。
介護の現場に男性が増えていることや、
男性には腕力があるため重大な怪我になり表面化しやすかったり、
さまざまな要因もあると思いますが、
同じ男性で介護というフィールドに生きるものとしては悔しく、情けなく感じています。
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