宮城の2介護施設 残業代未払いで職員が提訴
宮城、青森両県などで医療・介護施設を運営する医療法人杏林会(本部八戸市)が残業代を支払わないとして、同会の2施設の看護師や介護士ら56人が31日、同会に計約2300万円の支払いを求める訴えを仙台地裁に起こした。
2施設は、いずれも介護老人保健施設の「リハビリパーク花もよう」(石巻市)と「リハビリパーク仙台東」(仙台市若林区)。ほかの施設でも未払いがあり、今後、提訴を検討するという。
訴えによると、杏林会が2005年10月―07年9月の時間外勤務手当を支払わないため、労働組合が同年9月以降、経営側と団体交渉。同会は今年1月、「その他支給」名目で職員の口座に振り込んだが、金額は実働の25―50%程度だった。
介護の人材不足が深刻化してくるのに伴い、
現役の職員の過剰労働が指摘されるようになっています。
こういった状況ですから、残業が増えるのは、職員の能力云々というよりも、
施設側の事情によるものと考えるのが筋かもしれません。
残業代を2300万円分も未払いにしたら、そりゃ職員も離れていきますよね。
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