知的障害者に職員が暴力・暴言、柏原の施設を大阪府調査
大阪府柏原市の知的障害者更生施設「高井田苑」で、利用者である重度の知的障害者を殴る、けるなど、職員による暴力的な対応が続いてきたことが、職員や利用者らの証言で分かった。府は昨年末、立ち入り調査に着手。改善を求め近く指導する方針。大阪弁護士会も人権侵害の疑いがあるとみて調査に乗り出した。
大阪での施設内虐待事件ですが、
これの特徴は、施設幹部を含めた組織的に行われていたものということです。
朝日新聞社の取材に対し久門良也施設長は、暴力は否定。その上で「対等では利用者に言うことを聞いてもらえない。怖いこともないといけない」と話している。
施設長ですら、平気でこんな発言をするくらいなのですから、そのモラルの低さは目に余るものがあります。
障害の施設のレベルが低いと言うのは非常に短絡的な言い方になってしまいますが、
ただ、障害の施設の場合は、研修や太し説との交流の機会が少ないこともひとつの原因になるのではないでしょうか。
障害種別や障害の程度、施設の形態などで細分化されているため、
地域の中でケアについての情報を得る機会が少なすぎるというのはあるかもしれません。
自立支援法時代となり、3障害が同じ法体系の元でサービスが提供されるようになったのですから、
もっと障害種別横断的で積極的な情報交換やケアの向上に向けた取り組みが各地域で行われることを期待したいです。
しかし、この事件はそれ以前の問題だと思いますけれど。。。
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