今週末に、全国マイケアプラン・ネットワークのフォーラムが開催されるようです。
ご存知の方も多いとは思いますが、マイケアプランとは、
その名のとおり自分で作るケアプラン。
利用者本位という介護保険の大きなテーマのもと、
ケアプランを自己作成するというものです。
もちろん、介護報酬を手にすることはできませんが、
ケアマネに頼らず、自分の手でサービスを選び、事業者を選ぶことができます。
ただ、このマイケアプラン。
現実に利用者本位という目的が達成されているのかというと、必ずしもそうとは限りません。
本人が作るという名目で、家族がケアプランを作るケースも少なくありません。
その場合、本人の意思よりも、家族の意向が優先されてしまいます。
もちろん、介護負担の軽減という意味ではひとつの役割を果すと思われますが、
そこには利用者本位というテーマもなく、
専門職でない家族が作成するケアプランには正当性が欠けてしまいます。
サービスを選択する際も、自分の関係する企業や団体のサービスを集中して利用しても、
ケアマネの作成するケアプランであるようなペナルティもありません、・・・よね。
マイケアプランに位置づけられるサービス計画が適正であるかをチェックすることはサービス事業者にはできません。
まだまだマイケアプランにも課題は多そうです。
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