セントケアHD、三重と熊本のコムスン在宅系介護事業譲受で協議開始
グッドウィル・グループ<4723.T>は19日、介護事業子会社コムスン(東京都港区)の在宅サービス事業のうち三重県と熊本県の事業をセントケア・ホールディング<2374.Q>に譲渡することで協議に入ったと発表した。
第三者委員会から選定された事業法人との事業継承交渉が三重と熊本では不調に終わったため、新たにセントケアと交渉に入る。
セントケアとグッドウィルは10日、宮城や静岡など12県の事業をセントケアが15億円で取得する契約を締結したと発表しており、交渉がまとまればセントケアは合計14県の事業を受け継ぐことになる。
昨日お伝えしたコムスン譲渡先問題で難航した三重と熊本、
そこに名乗りを上げたのがセントケア。
セントケアは既に宮城、茨城など12自治体で譲渡を受けることが決定していますが、
このふたつを加えることで14自治体での譲渡を受けることになります。
これで、ジャパンケアに譲渡された13自治体を上回り、
最も多くの自治体での譲渡を受けた企業となりました。
ただ、その内訳を見ると、大都市圏を中心に事業所数や従業員数、利用者数でも、
ジャパンケアが圧倒的に優位だと思われます。
セントケアが譲り受けた地域には、過疎地域も多く、
これをはずれクジと考える人も少なくないかもしれません。
そういった地域のニーズにどこまで対応できるのか、
赤字と従業員の負担を覚悟で介護難民を生まない事業展開を選ぶことができるのか。
ここからが試されるところですね。
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