コネクトテクノロジーズとアマノ 携帯電話で介護時間管理
携帯電話向けソフトの開発を手掛けるコネクトテクノロジーズ(東京都新宿区)は、タイムレコーダー最大手のアマノと共同で、携帯電話を使った介護事業者の介護時間を管理するためのシステム「訪問介護時間管理システム」を開発した。実用化の時期は未定だが、今後も共同で研究を進め、早期にサービス開始を目指す。11日から東京都江東区の東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催される「介護フェア2007」に出展する。
訪問介護時間管理システムは、NTTドコモが提供しているFelica機能(おサイフケータイ)とGPS(衛星利用測位システム)が搭載されている携帯電話「FOMA903i」シリーズを使って介護ヘルパーが何時間、介護サービスを行っていたかを管理するシステム。ヘルパーは、就業場所、業務開始時間・終了時間といった情報を収集するため、就業先の要介護者が所持するICカードを携帯電話に触れてもらう。
ヘルパーは情報を携帯電話から管理サーバーに送信。管理サーバーが受信した就業情報は、アマノグループで時刻配信や認証サービスを手掛けるアマノタイムビジネス(横浜市港北区)が運営する「就業情報収集センター」に送られ、情報が本当かどうかチェックする仕組み。コネクトテクノロジーズでは「データの真正性が確保できる」としている。
コムスンなど一部の大手介護事業者の不正問題で、介護事業者全体の信頼が揺れている。介護時間の管理を徹底できる同システムは、不正を減らすと同時に、介護事業者の信頼回復につながるツールとして採用が広がりそうだ。
GPSつきなので場所が特定できるし、ICカードでサービス対象を特定できる。
訪問介護事業所のなかには、タイムカードを各利用者宅に設置して、
サービスの開始と終了に打刻するシステムをとっているところもありますが、
それだと、コストがかかりすぎることや、容易に不正ができてしまうことも大きな問題でした。
これであれば、どこでも使えますね・・・。
携帯電話の電波の届かない場所に住んでいる人へのサービスというのはどうなんでしょうね。
こういった端末を操ることになるのは、ほとんどが主婦暦十年二十年という登録ヘルパーのおばちゃんたち。
使いこなせるのかどうかという点も配慮した設計にしてもらえるといいですね。
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