介護関連が軒並み買い気配
ケア21(2373)、セントケア(2374)、ニチイ学館(9792)が買い気配。ジャパンケアサービス(7566)は一時ストップ高。
厚労省が、同社の連結子会社で訪問介護事業を手掛けるコムスンの訪問介護事業所1600カ所について、来年4月以降、指定の更新しないよう都道府県に通知した件で、厚労省は利用者が不利益を受けないよう、他社を紹介するなどの対応策を自治体に徹底する、と報じられている。
コムスンの事業縮小で、同業他社の利用者増加を見込む買いが入っているという。
コムスンのニュースが大きな話題となっており、
市場でも信頼を失墜したコムスンの株価はストップ安。
それに対して、ニチイ学館をはじめとするコムスン以外の介護関連企業の株価は高騰しています。
忘れてはいけないのが、ストップ高となったニチイ学館、ジャパンケアの二社は、
コムスンと同様の不正申請で介護報酬の返還を迫られている最中です。
では、コムスンとニチイ・ジャパンケアとの違いはどこにあったのかというと、
行政の指導に対してどういった姿勢を見せたかということ、それだけです。
同じ不正をしていながらも、それを認めて取得した介護報酬の返還に応じる姿勢を見せた二社と、
処分逃れのために自ら事業所を廃止するなどの手段を行ったコムスンと。
ニチイ・ジャパンケアの二社だけではなく、
大手事業者のほとんどは同じような不正やグレーゾーンは間違いなく存在していると考えていいでしょう。
問題は、行政や利用者・地域に対して、どういった姿勢で説明責任を果たしていくかということです。
・・・もちろん、不正はいけませんけどね。
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