この4月、大手在宅介護関連企業がそれぞれ大きな動きを見せているので、
いくつか見ていきたいと思います。
この記事の目次
ニチイ学館
ニチイ学館がしっかり、介護事業者支援企業に出資
同社は、有料老人ホームなど施設介護事業を強化する、と報じられた。介護事業者支援のアントケアホールディングス(非上場)に5%強出資し業務提携した。施設中心のサービスに強みを持つアントケアにニチイのホームヘルパーを派遣するなどして事業を相互補完し、業容拡大の足がかりにするという。
在宅分野、特にホームヘルプなどでは、今後の大きな成長は難しいと考えられることから、
施設関連部門に力を入れることを考えているようですね。
業界トップランナーは堅実ですね。
また、みなさんの街のアイリスケアセンターは名称変更でニチイケアセンターになったそうです。
コムスン
グッドウィルが売られる、今・来期の業績予想を下方修正
グッドウィル・グループ <4723> が売られ、7200円安の9万2800円で取引を終えた。東証1部で値下がり率2位。
29日、今07年6月期と来期の連結業績予想の下方修正を発表、売り物を浴びている。今期の最終損益予想を前回発表70億円の黒字→300億円の赤字としたほか、来期の最終利益も同120億円→100億円と下方修正。
コムスンでは、06年4月の介護保険制度の改正で訪問介護事業のビジネスモデルが大きく変わり、利益の確保が困難になった。また介護予防事業に対応するため、デイサービス事業に対する投資やその関連費用が大きな負担となった。
コムスンは利益の低下が株価にも大きく響いているようですね。
グッドウィルさんは湘南ベルマーレのスポンサーであるだけに、心配ですが。。。
業績不振の責任から、折口会長の役員報酬を5割カットするそうです。
ツクイ
大きな動きはなさそうですが、やはり在宅介護関連部門では介護報酬改定の影響は大きく、
有料老人ホームなどの施設部門へ力を入れているようですね。
セントケア
セントケアは組織変更で、分社化し、セントケアホールディングになったようですが、
業績も株価も低下しているようです。
そんなセントケアの新社長吉田英二さんのブログが始まったようです。
もともとニチイの副社長だったんですよね。
お忙しい方だと思うのですが、どんなブログになるのか、チェックしてみたいですね。
ざっと、拾っていきましたが、
大手在宅介護関連企業は大きなターニングポイントに立っています。
それぞれの戦略に注目してみましょう。
最近のコメント