介護保険料 「緩やかに上昇」検討 65歳以上「段階的」見直し
厚生労働省は19日、65歳以上の介護保険料について、所得区分によって段階的に上がる設定方式を見直す方針を決めた。
所得が少し増えただけで保険料負担が急激に重くなるのを避けるのが狙いで、所得に比例して緩やかに上がる方式への切り替えを検討する。同日に発足した有識者による検討会で来年にも見直し案をまとめ、早ければ2009年度の導入を目指す。
65歳以上の保険料は現在、市町村民税の課税状況などによって、6段階の標準モデルが設定されている。本人の市町村民税が非課税だが、世帯に課税者がいる場合に基準額(全国平均月額4090円)を徴収。生活保護受給者は基準額の半額、所得区分が1段階上がると25%増しなどとしている。
ところが、基準額自体が介護保険制度発足当初(2000年度)の2911円に比べて大幅に上昇。さらに、老年者控除などが廃止されたのに伴い、収入は同じでも控除後の所得が増え、新たに1段階上の保険料を支払う高齢者が続出している。このため、急激な負担増に対し、不満の声が高まっていた。
言葉って不思議なもので、「緩やかに」なんていわれると、
介護保険料の徴収額の負担が少なくなるのでは、なんて思ってしまいがちですが。
実際は、細かく段階を分けて、取れるところから取れるぶんだけ根こそぎ取っていこうと、いうことではないでしょうか。
なので、別に保険料自体が緩やかになるわけでも何でもないわけです。
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