虐待疑惑の老人介護施設に立入り調査
入所者への虐待があったと疑いが持たれている、千葉県浦安市の無届け有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館」を、千葉県と浦安市は21日、立入り調査した。
この問題は、「癒海館」の入所者がペット用の柵に入れられたり、手錠のような金具で両手首をベッドに縛り付けられたりしていた、と元職員が浦安市と一部報道機関に内部告発して明るみに出た。
「癒海館」は入所者26人のうち8割が65歳以上の高齢者だが、残りは若い入所者だ。このため老人ホームとしての届出を千葉県に出していなかった。規則の抜け穴をついた無届け施設である。届出がないことから行政も、これまで立入れなかった。
しかし入所者の8割もが高齢者であることから、実態は有料老人ホームであるとして、老人福祉法にもとづき千葉県高齢者福祉課と浦安市高齢者支援課の7人が立入り調査に入った。
3時間半にわたり施設の職員、会話が可能な入所者から事情を聞いた他、看護記録を見るなどした。
千葉県健康福祉部の小川雅司理事は「報道されたような虐待は確認できなかった」としながらも「両手をタオルでベッドに縛りつけられている男性が一人いた」と話した。「有料老人ホームとして届出を出すように説明(指導)した」という。
その後もぶるーくろす癒海館での虐待事件に関する報道が続いていますね。
経営主体となる医療法人法人ぶるーくろすのサイトはこちらだそうです。
なんだかとっても反社会的。
愛港園施設長さんのブログでは、その思想のカルト的側面について、ブログにこう掲載しています。
こういう思考回路で医療や福祉に携わることはちょっと疑問を感じてしまう。
経営主体のことは知らないが、医療福祉のカルト集団が常態的に高齢者虐待を続けてきたのだとしたら大変な問題なのではなかろうか。
個人的には、このホームページを見てまず思ったのは、怪しい、ってこと以上に、とにかく読みづらい・・・。
また、日本テレビ系列のニュースZEROという番組では、この事件に関して、
王子光照苑さんへ取材依頼をし、その見解を放送したそうです。
放送を見れなかったのが残念ですが。。。
実際の現場の中には、自己の精神的な限界に近い状態に追い詰められてしまう環境が皆無ではないと思っています。忙しい業務の中、鳴り止まないコールや暴言・暴力、繰り返しの同じ話…。相手は認知症の高齢者であって、決して介護者を困らせようとして起こしている行動ではありません。
「初心忘れるべからず」利用者が満足できる生活が営めるような介護職員になりたいと願い、この仕事を選んだ時、自分はどんなことがあろうとも利用者の方を大切にすると思っていても、その事を、ずっと心に刻んで利用者と向き合い続けることがどれだけ難しいことなのか悩んでいる介護職員もいるのではないでしょうか。
ブログで苑長がいつも熱く介護について語っている様子からもわかるように、
現場をよく理解している王子光照苑さん。
ちなみに、ザ・ワイドでも放送される予定だったものの、
森進一や叶姉妹の緊急記者会見ニュースのために放送延期になってしまったそうで、
この国の報道っていったい何なんだろう・・・。
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