NHKの番組「福祉ネットワーク」では、介護百人一首を広く一般から募集、
全国からなんと5222首の応募があったそうです。
『介護百人一首』募集に5千222首
NHK教育「福祉ネットワーク」(月-木曜午後8時)で、介護する人、介護される人から寄せられた短歌を紹介する「NHK介護百人一首」が十二、十三の両日、特番で放送される。全国から五千二百二十二首が集まる、番組始まって以来の大反響で、このうちの一部が番組で披露される。「五・七・五・七・七」の三十一文字に込められた、介護をめぐる人々の思いとは-。
「介護百人一首」は二〇〇四年七月、「福祉ネットワーク」の枠内でスタートした。歌人で身内の介護体験もある安森敏隆さん(同志社女子大教授)が雑誌で「介護短歌」を募集していたことに番組スタッフが着目。この企画を参考に、視聴者から介護にかかわる短歌を募り、投稿者の介護体験も紹介しながら、シリーズとして随時放送してきた。今回は、特番作りのために、昨年七月から十月まで幅広く募集キャンペーンをかけた。
残念ながら放送は終了してしまったのですが、こんな歌が応募されてきたそうです。
「三十五キロの母をベッドに抱き移すわれの背骨のきしきしと泣く」
「今日からは笑顔で介護と決めた日に初めて感謝の声が返りぬ」
「もう一歩もう一歩よと介護士の厳しい口調にわれはロボット」
「ごきげんよう声と言葉はなくしてもまだある夢と負けじ魂」
いずれも、介護という特殊なシチュエーションのひとこまをうまく抜き出している作品ですね。
この介護百人一首の作品は、NHKハートプロジェクトのサイトで公開しています。
興味のある方はぜひ。
最近のコメント