兵庫の老健施設に“架空職員”2人、給与計500万
兵庫県佐用町の介護老人保健施設「ハイム・ゾンネ」を運営する社会福祉法人「平成福祉会」(理事長=大田研治・同県姫路市医師会長)が、実際には働いていない「架空職員」2人に昨年1年間で計約500万円の給与を支払っていたことが、県の調査などでわかった。
2人は法人の理事の親類で、同法人は「すでに2人から返還させた」としているが、県は、詐欺や業務上横領などの疑いもあるとみて、同法人に刑事告訴を指示することも検討している。
県や同法人によると、2人には給与として約250万円ずつ支払われていた。県は年に数回、同法人に定期的に立ち入り検査を行っているが、検査時には2人は施設に“出勤”し、働いているように装っていたという。大田理事長は、取材に対し、不正があったことを認め、「県から指摘を受けるまで知らなかったが、あってはならないこと。二度と起こらないよう体制を見直す」と述べた。
働いてもいない人に給与を支払ってしまう太っ腹な施設「ハイム・ゾンネ」はこちら。
実際、多くの職員がそこで安い給料で身を粉にして働いているだろうに、
そこで働く職員たちに対しての裏切りではないでしょうか。
理事長もそういった事実を知らないというのは、内部体制に大きな欠陥がありそうですね。
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