長崎 老人保健施設でノロウイルス感染か
長崎・佐世保市の介護老人保健施設で、入所者30人がおう吐や下痢などノロウイルスに感染したとみられる症状を訴えていたことがわかった。
ノロウイルスによるとみられる症状を訴えていたのは、佐世保市の介護老人保健施設「長寿苑」に入所している30人。佐世保市保健所によると、今月6日、3階に入所している男性がおう吐と下痢の症状を訴えた後、29人が次々と同じような症状を訴えた。現在は3人を除き、完治したという。
原因はまだ特定されていないが、10日以上にわたってフロアごとに順次発症したことから、保健所は、ノロウイルスによる感染の疑いが強いとみて、原因を調べている。
次から次へと湧き出るノロウイルス集団感染のニュース。
ニュース番組一本分くらいノロウイルス感染のニュースで出来上がってしまいそうな勢いです。
けれど、ひとつ注意しなければいけないのが、
ノロウイルス集団感染「か」の「か」の字。
下痢や嘔吐となると、マスコミも含めていっせいにノロウイルス!と書き立てる。
まだ検査でウイルスが発見されていない段階で。
もちろん、その方がインパクトもあって、面白いのだろうけれど。。。
嘔吐や下痢の風邪が流行る時期でもあるわけで、それをノロウイルスと断定して報道してしまう姿勢には
いまひとつ納得できない部分もあるわけですが。
そして、メディアの報道でもっとも深刻な被害を受けたのはこの人たちかもしれない、そう、牡蠣の養殖業。
怒る業者『犯人はカキじゃない』
日本一のカキ産地の広島県漁連は十八日、生食用も加熱用として出荷することを決めた。しかし、同県のカキは海域によって「生」と「加熱」が分けられている。「カキは犯人ではない。生食しても問題ないが、消費者が買い控えのような状況で、産地の仲買人も仕入れても荷が動かないと言う。贈答用のカキのキャンセルも出ているし、金にならないから、生食用として出荷しても立ちゆかない」と漁連の担当者は嘆く。
同漁連によると、今年十二月十日時点の一斗缶(約20キロ)の浜値(産地での卸値)は一万九千円で、昨年より三千円高かったが、十九日には一万五千円までに下がってしまった。
一方、東日本の産地・宮城県漁連は、加熱用のカキの出荷の自粛を決めた。これまでノロウイルスが陽性だった産地のカキを加熱用として出荷していたが、同漁連の担当者は「加熱すれば問題はないが、状況を考慮して出荷を控えることにした」と話す。ただし、今年カキからノロウイルスが検出された件数は、昨年同時期の四分の一と少ない。
怒るのももっともで、カキが犯人なわけがないでしょう。
だって、犯「人」じゃないもん・・・。
とにかく・・・、
排泄物の処理、嘔吐物の処理の徹底、
手洗いの徹底。
これを確実に行いましょう。
最近のコメント