独居老女殺害でヘルパーの女を逮捕
東京都大田区の無職、田中綾子さん(78)が自宅で絞殺された事件で、現場からなくなっていた田中さんのキャッシュカードを使って現金を引き出そうとしたとして、警視庁蒲田署捜査本部は窃盗未遂の疑いで、ホームヘルパーの村山美智子容疑者(61)=西東京市緑町=を逮捕した。捜査本部は田中さん殺害についても追及する。
村山容疑者は今年1月から数回、車いす生活の田中さんの介護に来ていた。「どうしても生活する金がほしくてやった」と供述。死別した夫の医療費がかさんで100万円を超す借金があり、6月に破産宣告を受けていた。
調べでは、村山容疑者は事件直後の10月29日午後1時5分ごろ、豊島区南池袋の銀行ATM(現金自動預払機)から田中さんのカードを使って現金10万円を不正に引き出そうとした疑い。暗証番号が違っていたため引き出せなかった。銀行の防犯ビデオから村山容疑者が浮上した。
キャッシュカードを盗んでお金を引き出そうとするだけでも言語道断ですが、
訪問先の利用者を絞殺するなんて、許せないというか、信じたくもない。
ちなみに、自分も昔、東京都大田区で働いていました。
この西糀谷という地域も営業エリアで、よく自転車で走りましたし、利用者さんもたくさんいたし、
この辺のなんだかごみごみしていながらもゆるい感じが好きでした。
若造だった頃ではありましたが、会社から自分が任された地域なので、愛着も半端無いわけです。
だけど、そんなところで、こんな痛ましい事件。
まかり間違っていたら
そんなヘルパーを採用して一緒に仕事していたかもしれないし、
絞殺された利用者さんのお宅にも訪問することがあったかもしれない、
考えるだけでもなんだか悲しくなります。
ホームヘルパーという仕事は、援助を必要としている方のプライベートな空間で仕事をするわけで、
そこには高いモラルと職業倫理が求められます。
このような事件が二度と起こらないよう、ホームヘルパーという仕事が悪しき犯罪の温床にならないよう、
ヘルパーへの教育やチェックを行なわなければいけません。
大田区という地域性から需要が多いものの、ヘルパーのなり手が少ないということも重々承知の上で、
人手が足りなくても、ヘルパーという仕事への適性や責任感を厳しい目で見て採用を判断してもらいたいと、
切に願います。
ホームヘルパーを派遣していた訪問介護事業所は「やさしい手」さんでした。
※続報についてはこちらの記事にまとめています。
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