看護師・介護士を比から受け入れへ 政府、来春にもスタート
政府はフィリピンとの間で、看護師・介護士の受け入れを含む経済連携協定(EPA)を9日に締結する。国会承認を経て来春にも発効し、看護師などの受け入れが始まる見通しだ。マレーシアなどに続き4カ国目の締結で、協定の項目に労働市場の一部開放を盛り込むのは初めて。
フィリピンとの交渉開始は2003年の首脳会談で合意し、小泉首相の退任間際に締結にこぎ着けた。
協定では、看護師、介護士の供給大国であるフィリピンの要請を受け、日本の国家資格取得を条件に一定数を受け入れることで合意。日本が要望した電気・電子製品、自動車などの関税撤廃もおおむね実現する。
このほか、小泉首相は11日にベトナムとも首脳会談を実施し、EPA交渉の早期開始を呼び掛ける。
日本はアジア経済で存在感を増す中国に対抗、東南アジア諸国との協定締結を急いでいる。年内にもタイとのEPAに署名し、インドネシアとは大筋合意する見通し。
ブルネイ、チリとも大筋合意に向けた交渉が進行。湾岸諸国との交渉は9月下旬スタートし、インドとも交渉開始の年内合意を目指している。
来春のフィリピンを皮切りに、ベトナム、インドネシア、タイ、インド・・・。
はたして外国人介護職は日本の文化・風習・風土に適応できるのか、
介護の質は低下しないのか、
介護職の労働条件は悪化しないのか、
さまざまな懸念を含みつつ、十分な議論もできないままに受け入れがスタートしようとしています。
ただ、これが決まった以上は、
現場では外国籍の介護職の受け入れ態勢を整えることが最優先ですね。
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