虐待!「年を取れば異性も色気も感じない。」なんて言えちゃうトップがいる施設って・・・。

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鹿児島市の老人ホームで虐待疑い

 鹿児島市四元町の介護型有料老人ホーム「シルバーパーク芳草園」(宮崎尚園長)で入居者への虐待の疑いがあるとして、県が立ち入り調査していたことが4日分かった。同園は、南日本新聞の取材に対し、男女一緒に入浴させていたことや、法令が義務付ける転倒骨折事故などの行政への報告をしていなかったことを認めた。県は行政処分を視野に全容解明へ調査を進めている。
 同園によると、入居者は70-90歳代の63人(男性8人、女性55人)で、過半数が認知症。入浴は週2回以上で、1日に約20人ずつ。男女別に時間設定していたが、順番を理解できず入ってくる入居者がおり、脱衣場や洗い場で男女一緒になっていた。
 その後、職員が呼びに行くまで部屋で待機させる形にしたが、勝手に入るケースは後を絶たず、現在も男女が完全に分けられていないという。
 入居者の大半は浴槽につからず、3人ほどが同時に洗い場のシャワーで、介助を受け体を洗っていた。脱衣も含め約5人の職員で対応していた。
 車いすの転倒、ベッドからの転落などの事故は2005年9月以降で20件前後あったとみられる。うち、報告義務があったのは肋骨(ろっこつ)のひびなどで医療機関を受診した5件以上。同園は「義務規定を知らなかった。全くの落ち度」と釈明している。
 男女一緒の入浴について、宮崎園長は「年を取れば異性も色気も感じない。他施設もやっている。入ろうとするのを止めるのは身体拘束になる」と説明。しかし複数の関係者は「施設主導」と証言している。
 県の担当者は男女一緒の入浴を「普通あり得ない」としており、認知症高齢者のケアに詳しい別施設の関係者も「人間扱いではない」と指摘する。
 県は、関係者らから「複数職員が入所者に食事を急がせるため平手打ちしたり、耳を引っ張ったりしている」「衛生状態が劣悪」などの情報提供を受け、7月6日と8月3、4日、施設に立ち入り、職員の聞き取りなどをした。
 同園は、平手打ちなどの虐待は「一切ない」と全面否定。県への情報で虐待を指摘された複数の職員は8月末までに自主退職した。

そんなこと平気で言うトップの下で働く職員は可哀想ですね。
そこでの常識を叩き込まれたらそりゃ虐待だなんて疑いもしないですからね。
男女別にしていて、順番を守れないで入ってしまうという行為を仮に利用者による不可抗力だとしても、
利用者を「異性も色気も感じない」ものとして受け入れている時点で虐待ですよね。
虐待の事実を探るために立ち入り調査なんかするんじゃなくて、
全国の施設のトップを引きずり出して、虐待についての意識調査して、
意識が低いところのトップを片っ端から解任させる方が早いんじゃないか、って気もします。
そして、最大の被害者はその施設を高い金払ってそこで生活する利用者さんですからね。
今回の事件の舞台となった施設のウェブサイトはこちら。
去年の5月から更新されてませんね。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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