すでにデキレース、茶番と化してしまっている総裁選ですが、
福祉を担う人間として、気になるのは
3人の候補者の社会保障のとらえ方です。
こちらのサイトに、その3名の考え方がわかりやすく紹介されています。
まず、すでに総裁気取りのタカ派、安倍晋三。
ってか、阿部でもなく、安部でもなく、安倍なんですね。間違いそう。
安倍氏は、社会保障費の削減をはっきり明言しています。
医療費の引き下げ、介護報酬の減額、そして介護保険利用者負担の増額も見据えているように思えますが、
方向性としては、より一層、高負担・低福祉の方向に傾くようです。
麻生氏もスタンスはほとんど変わりません。が、
社会保障に対して過度の不安は不要だという。
仮にも一国の宰相に立候補している人間として、
この楽観論は何を根拠にしているのかとことん聞いてみたいものですが。
一方、谷垣氏は低福祉を求めず、消費税の増額などで財源を確保し、
高負担・高福祉を方向性に定めています。
ただ、高福祉といっても、日本は世界でも類を見ないほど、
低負担での福祉を実現していると同時に、
その社会保障費も極端に少ないのです。
つまり、日本は、世界最高齢化率国家でありながらも、極端な小負担・小福祉国家であるということです。
これと同じスタンスなのはアメリカだけです。
社会保障費が増大するといっても、
GDP比で考えれば欧州などの主要国と比較してもまだまだ少なく、
それ相応の国民負担というのは、世界的に見たらそれほど奇異なことではないのかもしれません。
谷垣氏の「中負担・中福祉」という考え方はその点で考えればなるほどですね。
ただ、ぶっちゃけ個人的には、
愛するクラブ、
ベルマーレを救ってくれた河野太郎氏に期待したかったのですが・・・。
加えて、彼のお膝元、平塚氏北金目のキャンパスで学んだ者として、とりあえず応援の一票。
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