介護報酬詐欺、3年半で不正請求40回──元社長、容疑認める供述
大阪府堺市の介護事業会社の元社長が、無資格のホームヘルパーを有資格者と偽って派遣、介護報酬約1000万円をだまし取った詐欺事件で、逮捕された佐藤秀次容疑者(77)が、約3年半の間に約40回にわたって不正請求を繰り返していたことが22日、府警捜査2課の調べで分かった。
佐藤容疑者は同課の調べに対し、不正請求のきっかけについて「利用客が増えたことに対応するため、無資格者を派遣した。悪いことと分かっていた」と説明、容疑を認めているという。
同課は無資格者の派遣による不正受給の総額が計約8800万円にのぼるとみて、裏付け捜査を進めている。
先日お伝えしたニュースの続報です。
不正受給総額を見るとかなり悪質ですが、
別に何か小細工をしていたわけでも、偽装をしていたわけでもなく、
内部からの告発がなければ表面化しなかったケースです。
しかし、それが簡単にまかり通ってしまっていたというところに、
チェック機能の脆弱さが伺えます。
こんな社説も掲載されています。
チェック体制を厳しく 介護不正で逮捕
不正請求をしたというだけではなく、
サービス利用者からも一割の負担を受け取っているわけで、
仮に全てが一割負担だとしても、その額は980万円という膨大な金額にのぼります・・・。
最近のコメント