都営・旧公団住宅 『孤独死』400人超
東京都内の都営住宅と都市再生機構の賃貸住宅(旧都市基盤整備公団住宅)の一人暮らし世帯で、二〇〇四年度中に計四百十人が自宅で誰にもみとられずに「孤独死」していたことが、明らかになった。一日に約一・一二人が死亡している計算になる。八割近くは六十五歳以上の高齢者で、遺体発見まで三カ月放置されていたケースもあった。都会の大型団地で暮らす高齢の単身者が、孤立化の様相を深めている実態が浮かんだ。
都住宅供給公社と都市再生機構の資料によると、〇四年度の孤独死者四百十人のうち、六十五歳以上は年齢不明の一人を除く三百八人で全体の約75%を占めた。四十-六十四歳も九十八人でほぼ四人に一人の割合。男性が55%強と女性を上回った。
主な遺体発見者は、親族関係が百二十三件と最多だった。次いで近隣・自治会関係者が六十七件、民生委員や介護ヘルパーら保健・福祉関係が六十件、警察が四十六件などと続いた。
都市部での高齢者の孤独死が急増しています。
ヘルパー訪問時に死体で発見されるというケースも少なくないようで、
訪問したヘルパーにとってはショックですよね。
そして、近隣住民と保健・福祉関係者の割合がほぼ同率というのが、
都会での近隣との人間関係の希薄さを物語っていますね。
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