福祉教育には「かわいそう」が必要だ。

介護福祉ブログコミュニティ

前述したを読んでて、こんなことが書いてありました。

福祉教育では「かわいそう」という気持ちはボランティア精神に反すると教えます。

ということから、「かわいそう」を否定する福祉教育への批判がつづられるわけです。
なるほど。
「かわいそう」というのは個人の感情の問題で、
素直に生まれたその感情に正しいも間違っているもくそもないわけですよね。
そういった自然でやさしい感情を殺してしまうことが、
こどもの考える力や感性を奪ってしまっているのかもしれません。
もちろん、実際かわいそうなのかそうでないかを決めるのは本人の問題なわけですけどね。
「感情」ではなく、「共感理解」で語られる福祉ですが、
結局、共感するといっても、どこまでいっても所詮は他人なわけで、
その人が何を欲しているのかを100%理解することなんてできないわけです。
特に、福祉教育の場で子供にそれを伝えたからといって、何の意味があるのでしょう。
それよりも、「かわいそうだから何かしてあげたい」という気持ちになることのほうが、
よりその人と近づけるし、理解なんてものはそこから生まれてくるもんなんでしょうね。
こどもには、何でもいいからやってもらえばいいし、
それをフォローするのが大人(職員)の役目なんですよね。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

介護福祉ブログコミュニティ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です