心身改善に成功報酬導入 介護予防の定額化も示す
厚生労働省は28日、改正介護保険法に伴い来年4月に始まる新たな介護予防給付で、高齢者の心身の状態が改善した場合には介護報酬を高く設定する方向で検討に入った。事業者への成功報酬的な仕組みを導入することで、効果を高めるのが狙い。
同日の介護給付費分科会介護予防ワーキングチームの初会合で方針を示した。
介護予防の報酬定額制に関しては、
訪問介護の報酬定額制が進められている現状、
自然なことかもしれません。
で、
高齢者の心身の状態が改善した場合には介護報酬を高く設定する方向で検討に入った。
という、ボーナス加算がくっつきます。
なんで今までの介護サービスにはボーナス加算がなかったんだと、
いまさら議論を蒸し返したくもなります。
で、介護予防による状態改善に関しては、
利用者の「やる気」が特に大きく影響します。
もちろん事業者はそのモチベーションを高めるために
さまざまな取り組みをしていかなきゃいけないのでしょうが、
それでも「やる気」のない利用者は当然効果も上がらない。
結果的に、「やる気」のあって改善の効果が現れやすい利用者を中心に、
「事業者が利用者を選ぶ」ことにもなりかねません。
介護予防って誰のためのものなんでしょうね。
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