二転三転。
▼ 引用 ▼
介護保険制度改革を議論してきた社会保障審介護保険部会は10日、
保険料徴収年齢を引き下げ、
障害者福祉制度の一部を統合する見直し案の結論を先送りし、
賛否両論を併記するにとどまる意見書を了承した。
これを受け、厚労省は次期通常国会に提出する介護保険法改正案に、
対象拡大策の盛り込みを断念する方針を表明した。
▲ ▲ yahoo News より
断念。と大見出しにされておりますが、
逆に同日に開催されたこちらでは前進。
▼ 引用 ▼
来年の介護保険制度改革に向けた厚生労働省社会保障審議会の介護保険部会は10日、
焦点の保険料負担者とサービス受給者の対象拡大について、
「全年齢の介護に対応できる制度の普遍化を目指すべきだとの意見が多数だった」
として、介護保険の拡大を容認する報告書をまとめ、了承した。
これにより、同部会が7月に了承した
施設利用者の食費・居住費の自己負担と介護予防サービスの導入と併せて
改革の全体像が固まった。
政府、与党は保険対象の拡大については、
改革初年度の2006年度からは見送ることで合意しているが、
報告書を踏まえて将来の実施を含めて調整を本格化し、
介護保険法改正案を提出する来年2月まで検討を進める。
▲ ▲ 共同通信 より
規定路線としての介護保険の全年齢対象というのは変わらないんです。
まだ議論され尽くされていないということで、時期尚早という意見が強いようです。
で、昨日。
厚生労働省老健局介護保険課長の講演を聞いてきました。
平成21年度実施を目標に、という意見が大勢だった半面、
まだ実施時期をこの時点を決めるのは早いのでは、という慎重派の反対も強いと、
まだまだすんなりとは進みそうにない内情を語っておりました。
介護予防、
地域包括支援センター、
施設のホテルコスト、
ケアマネ資格の見直し、
市町村の権限強化、
保険者受給者の範囲拡大 など、
議論すべき課題は山積。
今後も注目していきましょう。
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