時代に翻弄されるホームヘルパー。
▼ 引用 ▼
厚生労働省は13日、
介護現場で働くための資格要件を国家資格の介護福祉士に一本化する方針を固めた。
介護福祉士の資格を持たず
既に介護職に就いているホームヘルパーなど23万7000人や
新たに介護の仕事を目指す人について、
2006年度から福祉士の資格取得に向けた研修を実施する。
来年の介護保険制度改革の一環で、高い技術や知識を身につけてもらい、
介護の質を高めるのが狙い。
ただ高齢化が進んで介護需要が増える上、
研修時間や費用の面で負担増となる可能性もあり、
完全移行にはかなり時間がかかりそうだ。
現在、政府はフィリピンとの経済連携協定締結交渉で
介護に従事しているフィリピン人を受け入れる方針を示しており、
国内の介護職資格を統一することで受け入れ環境を整備する狙いもあるとみられる。
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以前も資格制度を介護福祉士を基本にするというニュースを書きましたが、
どうやら本腰を入れてきたようです。
これがすんなり移行するものとは思えない。
ヘルパーの大部分を占めるのは主婦層で、
介護福祉士を取得するために必要な科目の履修や試験のための勉強、費用負担、
このいずれをもクリアできるのはどの程度いるのでしょうか。
介護福祉士を基準にするということで、
ヘルパーの資格をその下位資格として、
たとえば今のヘルパー3級のような扱いにすることになるのでしょうか。
これによって介護報酬に、ヘルパーと介護福祉士という資格による格差をつける。
たとえば、現行の3級ヘルパーと同じ扱いにするとしたら
2級のサービスであれば介護報酬90%しか支給しません、
・・・これってひょっとして。。。なんて思惑が見え隠れ。
まさかねぇ。そんなことしないよね。
フィリピン人受け入れのために資格制度を再編するというのは
本末転倒じゃないでしょうか。
ついでに。
ヘルパー1級はどこへ行ってしまうのでしょう。
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