自由化<質の確保
▼ 引用 ▼
日本が進めている東アジア各国との自由貿易協定(FTA)交渉で焦点となっている
外国人労働者の受け入れ問題で、
政府は25日、フィリピンの看護師と介護士を、
年間の入国人数を限定した上で認める方針を固めた。
政府がFTA交渉に絡む外国人労働者の受け入れで
明確な方針を固めたのは初めてとなる。
政府開発援助(ODA)を活用して、
日本語研修を行う仕組みも取り入れるなど、
受け入れの実効性を高める配慮もしている。
ただ、人数制限に加えて、日本の国家資格を取得することを条件とするなど
フィリピンにとっては障壁の高い内容となる見込みで、
フィリピン側との交渉は難航も予想される。
政府筋によると、日本が受け入れるのは、
看護師と介護士それぞれ年間で100人程度に限る方向で調整している。
フィリピンで看護師や介護士の資格を持つ人に限定し、
現地で日本語などの研修を受けた人について、
数年間の期限付きで入国を認める。
さらに日本国内の病院や介護施設などで働きながら研修して、
日本の看護師か介護福祉士の国家試験に合格すれば、
正式に就労できる仕組みとする方針だ。
フィリピンは、年間約1万2000人の看護師や約5300人の介護士を
世界各国に送り出しており、海外での就労が重要な外貨の獲得源となっている。
フィリピンは、アロヨ大統領が6月に川口外相と行った会談で、
「農業の自由化よりも、人の移動(フィリピン人労働者の受け入れ)に重点を置いて
協定を結びたいと考えている」と強調するなど、
日本の受け入れに対する期待感は大きい。
年間の受け入れ人数や日本の資格が必要な点に関して
フィリピン側が難色を示す可能性もある。
▲ ▲ Yomiuri On Line より
注目されている介護分野への外国人労働者の受け入れですが、
ついに政府が方針を示しました。
けれど、これ、かなり高いハードルですね。
介護に関しても「介護福祉士」を条件とすることで、
資格試験によるハードルを設けて質を確保しようとする狙いが見られます。
なんで日本人は試験なしでヘルパーできて、
フィリピン人は介護福祉士取らなきゃヘルパーできないんだ、
ってなことになりそうですが。
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