「障害者生活総合支援法」…自立支援法改め
厚生労働省は22日、障害者自立支援法の改正について、法律の名称を「障害者生活総合支援法」と変更し、新たに難病患者を福祉サービスの対象に加える案を民主党の厚生労働部門会議に示した。
今国会に改正案を提出し、2013年4月からの施行を目指す。
自立支援法を巡っては、障害者による違憲訴訟を受け、09年に長妻昭厚生労働相(当時)が廃止を約束し、和解条項にも明記された経緯がある。しかし、厚労省では、「廃止をすると障害者ごとに受けるサービスの内容を決め直す必要があり、現場の混乱が懸念される」などとして廃止は見送り、法律名を変える法改正にとどめることにした。
障害者自立支援法の廃止を公約として掲げていた民主党。
ここにきて、まさかの名前だけの改正。
そんな厚生労働省案も、それを通してしまう民主党も、
悪ふざけであったら度が過ぎている。
そもそも障害者自立支援法は、
介護保険との統合を前提として設計されたシステムでした。
自立支援法で掲げていた応益負担は違憲とされ、
制度設計を根底から作り直す必要があるとされながらも、
こうして名前だけを変えて生き残るという図太さ。
制度をどうするという以前の問題で、
どういった社会を作っていくかのイメージが共有できていないんでしょうね。
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