2002年2月中旬から3月末まで、
ケニア北西部、カクマの難民キャンプでのワークキャンプに行ってまいりました。
カクマにはスーダンにおける内戦やソマリアの紛争などから逃れてきた
難民およそ8万人が生活しています。
戦争により、住む場所や生活を失った人々が集まり、
国籍や言語、宗教を超えたコミュニティを形成しています。
1992年にキャンプが形成されて以来、キャンプ人口は増加しつづける一方、
帰還の見通しの立たないまま、キャンプでの生活は長期化しています。
難民キャンプの外の世界を何も知らない子供たちもいます。
テロ騒動の一件以来、アフガニスタン難民が世界中から注目されています。
ただ、世界には各地に同じような難民が発生しています。
そして、戦争が今も続けられています。
カクマの難民キャンプも、そのうちのひとつです。
なぜ人と人が殺し会う必要があるのでしょうか?
僕は戦争を知りません。
ただ、生まれた場所が違うだけで、
彼らは住む家を失い、家族や友人を失い、
希望や生きがいを見出せないままに、難民としての生活を強いられています。
僕たちには何ができるのでしょうか?
世界には、まだ知らなくちゃいけないことがたくさんあります。
少しでも、それをこの目で見つめていきたいと思い、
カクマ難民キャンプでのワークキャンプに参加することになりました。
キャンプのレポートをこちらにアップしておりますので、
よかったら読んでみてください。