報酬は日本人と同等以上 比看護師ら受け入れ要件
厚労省は16日までに、日本とフィリピンの経済連携協定に基づき、07年度にも日本で働くフィリピン人看護師などを受け入れるための指針案をまとめた。受け入れ先の使用側に、看護師と介護福祉士候補者の報酬をいずれも日本人従事者と「同等額以上」とすることなどを要件として求めている。
機械や農業など他の分野で受け入れている外国人の研修生や実習生が低賃金で働かされている実態があることから、雇用管理を徹底し労働条件が低下するのを未然に防ぐ狙いとみられる。
指針案では、同省が所管する国際厚生事業団が受け入れ先の調整機関と明記。病院や介護施設からの受け入れ希望と、フィリピン人の求職を受け付けるなどのあっせんをし、受け入れ先と雇用契約を結んだ上での入国となる。
フィリピンなど、外国からの労働力が介護現場に流入することで、
最も危惧されていたのが労働条件の低下です。
安価な労働力としてフィリピン人介護職が大量に雇用されることへの危機感を持っていることをアピールしているようです。
ただ、現状の日本の介護職の労働条件自体、いったいいかがなものかと。
低い賃金、大多数を占める非常勤雇用、安定しない収入(ホームヘルパーなど)・・・。
フィリピン人介護職の受け入れ条件を整える前に、
いっぺん今の日本の介護職の労働環境を見直すべきではないでしょうか。
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