介護施設にクマ、看護師襲われ重傷 なお施設内に
12日午前7時15分ごろ、福井県勝山市野向町聖丸(のむきちょうひじりまる)のたけとう病院の職員から「クマが入ってきて1人襲われた」と110番通報があった。勝山署などによると、病院の看護師の女性(56)が、同じ医療法人が運営する隣接のデイケア施設「野向の舎(いえ)」入り口付近でクマに顔や腕、足などをかまれ重傷を負ったという。同日午後1時半現在、クマは施設に閉じ込められた状態で、勝山署員や猟友会員ら約20人が施設を取り囲んでいる。
病院によると、女性は午前7時ごろ出勤。デイケア施設の玄関の扉を開けて車いすを外に出す作業をしていたところ、入り口に体長約1.6メートルのクマが立っていて突然襲われた。女性は血を流しながら、病院の事務所にいる職員に助けを求めた。デイケア施設は当時、利用者はいなかった。病院の外来は休診日だったが、入院病棟は135床あって患者ら約130人がいる。施設と病院は廊下でつながっているため、防火扉を閉めてバリケードを築き、クマの侵入を防いでいる。
男性職員によると、平屋建てのデイケア施設内でホールのステージ付近からつめを研ぐ音が聞こえ、見上げると、クマがステージ上方のはりに乗っているのに気づいた。男性職員は「予想以上に大きくて、びっくりした」と話している。
現場は勝山市役所から北に約3.6キロの山際。福井県自然環境課によると、今年はクマが食べるブナやミズナラなどの実が凶作とみられ、エサを求めて人里に下りるクマが増えている。今年度のこれまでの同県内のクマの目撃件数は約250件で、すでに昨年度1年間の4倍以上。うち人が襲われた事例は今回が3件目になる。
医療機関のデイケアなんで昨日は祝日で休みだったんでしょうね。
連休のうちに敷地内に忍び込んで、いまや施設内に立てこもり。
デイケアが別棟であったこと、
クマを発見したのが送迎出発前だったことが幸いでしたね。
もっととんでもない事態になることだってありえたわけですから。。。
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