介護従事者:「たん吸引」など特養以外に拡大 モデル事業開始へ
介護職員による「たん吸引」などの医療行為について、厚生労働省検討会は9日、対象施設を特別養護老人ホーム以外にも拡大し、10月をめどにモデル事業を始めることを決めた。介護職員によるこうした医療行為の法制化を検討していた厚労省は、来年の通常国会に関連法改正案を提出する方針。これまで「やむを得ない措置」として厚労省通知で例外的に認められてきた医療行為が、法律で明確に位置づけられる。
新たな対象施設はグループホームや老人保健施設など。
特別養護老人ホームで行われるようになった介護職員のたん吸引。
もはや、介護職員がたん吸引を行うことは、やむをえない行為ではなくなります。
たん吸引はもはや医療職だけに限定された医療行為ではなく、
もっと生活に密接した行為であるという位置づけになったと考えていいのかと思います。
グループホームや老健とここではあがっていますが、
在宅のホームヘルプや障害者施設もその対象となっています。
頻回な吸引が必要だったり、経管栄養だったりということで、サービスの利用が制限されるケースというのも少なくなっていくのでしょうか。
その分、現場に負担が大きくなったり、
それぞれの施設が持つべき特色というのがぼやけてくる可能性も大きくなるのかもしれませんね。
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