認知症高齢者のカード盗み、現金引き出す 介護士の女を再逮捕
介護していた認知症の高齢者のキャッシュカードを盗み、約910万円を引き出したとして、警視庁西新井署は18日、窃盗の疑いで、東京都足立区西新井、介護士、佐々木俊江被告(47)=窃盗罪で起訴=を再逮捕した。同署によると、佐々木容疑者は容疑を認め、「(盗んだ金を)パチンコや旅行に使った」と供述している。
同署の調べによると、佐々木容疑者は平成17年6月中旬ごろ、介護していた足立区の男性(94)方から男性のキャッシュカードを盗み、このカードを使って同年7月から18年6月まで20回にわたり、都内や埼玉県越谷市、草加市の現金自動預払機(ATM)から、計約910万円を引き出した疑いが持たれている。
同署によると、男性は1人暮らしで認知症だった。男性が以前、佐々木容疑者に「銭をおろしてきてほしい」と頼んでキャッシュカードを渡し、暗証番号を伝えたことがあったため、佐々木容疑者は暗証番号を把握していた。
いま、ようやく介護従事者の待遇改善に向けて、社会全体がそれを後押しするといった状況が生まれてきているのに、
こういった事件があると、介護労働者なんてそんなもんだとしか思われなくなりますよね。
もちろん、成年後見制度の不備については以前から言われていることですが、
まったくそれが改善しない状況というのもどうにかしてほしいものです。
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