高齢者対象に介護ボランティアでポイント/横浜市
横浜市は二〇〇九年度、六十五歳以上の高齢者を対象に、介護事業の手伝いをすることでポイントをため、換金できる「介護支援ボランティアポイント事業」をスタートする。介護の必要な人たちへの支援が充実するほか、ポイントを集める参加者の生きがいづくりや社会参加、介護予防も期待できるという。全国十五の自治体が実施しており、政令指定都市では横浜市が初めて取り組む。
市が管理機関に人材の受け付けや登録、ポイントの管理・換金などの業務を委託。受け入れ施設を紹介された参加者は、行事の手伝いや施設利用者との将棋、囲碁の対局、話し相手などを務める。
〇九年度はモデル事業として、介護老人福祉施設や地域ケアプラザなど市内六十カ所程度で実施する。各施設では、平均三十人の高齢者が活動をしているため、当初の登録者数は千八百人程度を想定。一日の参加で最大二百ポイントたまり、年間上限は八千ポイント。一ポイントは一円に換金できる。
ボランティアのポイント制がどんどん広まっています。
この制度を最初に取り入れた稲城市でも2007年の9月からのスタートだったわけですから、
非常に速いスピードでさまざまな自治体に波及していると言えます。
ただ、実際、この効果というものが見えてくるのはまだまだ先の話です。
市民の社会参加を呼びかけるという意味では成功しているのかもしれませんが、
本来の目的である介護予防につながっているのかどうかという検証はまだ難しいでしょう。
横浜市は開港150周年を迎えて、市民イベントもかなり活気づいているようで、
開港150周年関連のイベントではボランティアの希望が殺到したという話も聞いています。
まずは介護関連の施設での受け入れをメインにするようですが、
受け入れ先の拡大とともに、
今後はひょっとしたら予想を上回るペースでボランティア登録者が増えるかも。
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