フリーターを介護職員に 厚労省、雇用事業者に助成金
厚生労働省は2009年度にも年長のフリーターを介護職員として雇用した介護事業者への助成制度を始める。25歳以上40歳未満のフリーターが対象で、1人当たり年100万円を1回助成する。就職環境の厳しい年長のフリーターを人材の不足する介護分野に誘導する狙い。19日午前に開かれた自民党の雇用・生活調査会で報告した。
助成金は採用6カ月後に50万円、その6カ月後に50万円を支給する。介護事業者ごとに最大3人までを助成対象とする。
厚労省は12月から、介護事業者が介護業務の経験のない人を採用した場合に年50万円を支給する制度を始める計画。この制度とは別に、年長のフリーターを対象にした助成策を設けることにした。
失業者(ニート)対策と介護従事者の人員不足。
せっかくなので一緒に解決しようという安易な目論見が見えてきます。
そういえば、介護保険導入時も、建設・土木といった業界を中心に大幅なリストラが行われ、
その失業者対策として、白羽の矢が立ったのが介護業界で、
その受け皿として期待されたこともありましたね。
ただ、結局、今日の介護業界を引っ張っているのは主婦などの女性が中心です。
机上の空論で、足し算引き算ができたら法律になってしまうんですね。
問題は、この法律を悪用する事業者が出る可能性です。
架空の職員であったり、ほぼ勤務実績のない職員を申請して、助成金を狙う手口も出てくるかもしれません。
この制度自体の評価も含めて、しっかりチェックしていかなきゃいけないですね。
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