車内に障害者置き去り 岩手の施設、職員気付かず
岩手県西和賀町の障害者施設ワークステーション湯田・沢内(坂巻潤子施設長)で今月初め、視覚や聴覚などに障害のある男性(58)が送迎用のワゴン車に置き去りにされ、ほぼ丸1日気付かれていなかったことが、11日までに分かった。男性にけがなどはなく、体調も良好だという。
同施設によると、1日午後4時ごろ、施設を利用した障害者7人を自宅に送るため、男性職員がワゴン車を運転し出発。車は約1時間15分後に施設に戻ったが、男性職員が車内をよく確認しないまま車を降りたという。
翌2日午後2時ごろ、この男性宅を訪れた女性ホームヘルパーが男性のいないことに気付き、施設などに連絡。捜索から約1時間後、施設の車庫横の作業室でいすに座っている男性を職員が発見した。
男性は1人暮らしで、ほぼ毎日施設を利用しているという。
施設は男性に謝罪。坂巻施設長は「完全にこちらの不手際で申し訳ない。信頼回復に努めたい」と話した。
福岡の中井保育園という無認可保育園で、2歳の園児が車内に置き去りにされて、
熱中症で亡くなったというニュースがあったのが今年の7月です。
すでに事故のあった中井保育園は廃園となっていますが、
全国の保育園では同様の事件の再発を防ぐことに神経を尖らしていると思います。
それなのに、万が一のことが無かったことは本当に幸いだと思いますが、
危機感が足りていなかったというのは事実でしょうね。
送迎で送りに出たはずなのに、その利用者さんの家には行かなかったんでしょうか・・・?
これとはまた別件ですが、
知的障害の施設のワゴン車が送迎中に大型ダンプと正面衝突したというニュースがありました。
その車には添乗者がおらず、
運転中に乗車中の利用者が発作を起こして、運転者が後ろを振り返ったことで起きたということです。
ここで、県警は、そういった危険があるにもかかわらず、添乗者の配置などの措置をとらなかった施設側の責任について言及しています。
送迎時の添乗職員の必要性は感じていても、
どこも慢性的な人手不足という状況で、対応できる範囲にも限度があるというのが本音なのでしょうけれど。
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